ニュース

Microsoft、「Office 2019 Commercial Preview」をMac向けにもリリース

製品版はWindows向けとともに今年後半リリースされる予定

Mac向け「Office 2019 Commercial Preview」

 米Microsoftは12日(現地時間)、「Office 2019」のプレビュー版「Office 2019 Commercial Preview」をMac向けにも公開した。Windows版は4月末にリリースされている。製品版はWindows向けとともに今年後半リリースされる予定。

 「Office 2019」は、「Microsoft Office」の次期永続ライセンス版。同社はクラウドサービス“Office 365”で「Microsoft Office」を新しいアップデートを継続的に提供しているが(Office 365 ProPlus)、まだクラウドサービスへの移行の準備ができていないユーザー向けにも“買い切り”のパッケージを数年おきにリリースし、「Office 365 ProPlus」で導入済みの新しい機能を提供している。

 次期バージョンの「Office 2019」では、インク機能が大きく改善。ペンの設定同期や圧力・傾き感知がサポートされ。また、「Word」ではフォーカスモードが、「Excel」では新しい数式・グラフが追加されるほか、「PowerPoint」でモーフィングやズームといったプレゼンテーション効果が利用できるようになる。さらに、組織での展開と管理も簡素化されるという。

 今回リリースされたMac向け「Office 2019 Commercial Preview」はボリュームライセンスで購入しているユーザー向けで、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」および「OneNote」が含まれている。なお、一般消費者向けのプレビューは提供されないようだ。