ニュース

Microsoft、「Office 2019 Server」を商用顧客向けにプレビュー公開

「Exchange」「Skype for Business」「SharePoint」「Project」の4製品

同社の公式コミュニティ“Microsoft Tech Community”

 米Microsoftは7月24日(現地時間)、「Office 2019 Server」を商用顧客向けにプレビュー公開した。デスクトップ向け「Office 2019」のWindows向けプレビュー版は4月、Mac向けプレビュー版は6月にリリースされている。

 「Office 2019 Server」は、ローカルマシンにインストールして(オンプレミス)利用するサーバー製品の次期バージョン。まだクラウドへ移行する準備ができていない顧客のために用意されている。

 今回リリースされた製品は以下の通り。

  • Exchange Server 2019:「Windows 2019 Server Core」をサポート。“Bing”ベースで再設計された検索機能、カレンダー機能の強化などが含まれる
  • Skype for Business Server 2019:オンプレミスとクラウドのハイブリッド運用を改善。クラウドボイスメールや通話品質の分析データをクラウド化する機能が追加される
  • SharePoint Server 2019:管理の簡素化とパフォーマンス・スケーラビリティの向上。大規模ファイルのサポート(最大15GB)、ファイル・フォルダーの名前に利用できる文字とパスの長さ制限の緩和なども
  • Project Server 2019:パフォーマンスとスケーラビリティの強化に加え、レポート機能の改善やAPIの拡張が行われる

 「Office 2019」のサーバーとデスクトップアプリは数カ月のテスト後、正式にリリースされる予定だ。