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Adobe、「Flash Player 30」の月例セキュリティアップデートを公開
CVE番号ベースで2件の脆弱性を修正。更新プログラムの適用優先度は“2”
2018年7月11日 11:45
米Adobe Systemsは7月10日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v30.0.0.134を公開した。セキュリティ問題の修正を含んだ月例アップデートとなっている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB18-24)によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件。境界外読み取りにより情報が漏洩する問題(CVE-2018-5008)と、型混乱(Type Confusion)により任意のコードが実行されることがある問題(CVE-2018-5007)が修正された。
脆弱性の深刻度は、前者が“Important”、後者が“Critical”と判定されており、Windows/Mac/Linux版デスクトップランタイムや「Google Chrome」用プラグイン、「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」用のプラグインの旧バージョン(v30.0.0.113以前)に影響する。同社は、Linux版を除くすべてのプラットフォーム版で更新プログラムの適用優先度を“2(悪用の可能性は低いが早めの更新するのが望ましい)”とし、なるべく早いアップデートを推奨している(Linux版の適用優先度は“3”)。
「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。
なお、Windows 8.1の「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。また、「Google Chrome」用の「Flash Player」も自動で最新版へ更新される。