ニュース

「SQLite」データベースの管理ツール「PupSQLite」がメジャーバージョンアップ

64bit環境では64bit版が動作するように。複数のCSVを単一テーブルにまとめる機能も

「PupSQLite」v2.0.0.1

 「SQLite」データベースをGUIで閲覧・作成・編集できるアプリ「PupSQLite」v2.0.0.0が、8月28日に公開された。10年以上の開発歴を持つアプリで、SQL分の実行や暗号化、差分表示、重複レコードの抽出などにも対応する多機能性が魅力だ。「Access」や「Excel」、「SQL Server」、「MySQL」、「PostgreSQL」、XMLファイルとの間でインポート・エクスポートを行うこともできる。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、64bit OSでの動作を改善。64bit環境では、32bit版ではなく、64bit版の「PupSQLite」が動作するようになった。パフォーマンスの改善には至らなかったものの、“OutOfMemory”例外(メモリ不足エラー)が発生しにくくなるなどのメリットが得られたという。サイズの大きなテーブルを開く際は、オプションで表示行を絞るとパフォーマンスが改善されるという。

 そのほかにも、複数のCSVファイルを同一のテーブルにインポートできるようになった。分割されたデータを「SQLite」データベースにまとめたいときに役立つだろう。

充実した機能が魅力。サイズの大きなテーブルを開く際は、オプションで表示行を絞るとパフォーマンスが改善される

 「PupSQLite」は、Windows 7/10およびWindows Server 2008に対応する寄付歓迎のフリーソフト。現在、若干の修正を加えたv2.0.0.1を作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4と「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」が必要。

ソフトウェア情報

「PupSQLite」
【著作権者】
Pup(ぷっぷ) 氏
【対応OS】
Windows 7/10およびWindows Server 2008
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.0.1(18/08/30)