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フリーのPDFソフト「Foxit Reader 9.3」日本語版が公開 ~アクセシビリティを強化

リモートからのコード実行やアプリクラッシュにつながる恐れのある13件の脆弱性を修正

「Foxit Reader」v9.3.0.10826

 (株)FoxitJapanは10月11日、フリーのPDFビューワー「Foxit Reader」の最新日本語版v9.3を公開した。64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社の公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。有償版「Foxit PhantomPDF」のアップデートも同時にリリースされている。

 「Foxit Reader 9.3」では、アクセシビリティ関連の機能が強化。スクリーンリーダーソフト「JAWS(Job Access with Speech)」でドキュメントを読み上げる際、読み上げ中の部分をハイライトする機能などが導入された。

 また、PDFファイルのプロパティ画面で印刷ダイアログのプリセットを表示する機能を追加(「PhantomPDF」は編集も可能)。そのほかにもさまざまな機能改善が施されている。

 なお、本バージョンでは多数の脆弱性が修正されているので注意。米Foxit社が公開したセキュリティ情報によると、「Foxit Reader 9.3」「Foxit PhantomPDF 9.3」で修正された脆弱性は全部で13件。リモートからのコード実行やアプリのクラッシュ、情報漏洩などにつながる可能性があるため、なるべく早めのアップデートをお勧めする。

ソフトウェア情報

「Foxit Reader」
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
9.3.0.10826(18/10/11)