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Apple、「iOS 12.1」をリリースへ ~新しい絵文字とグループ“FaceTime”をサポート

“iPhone XS”などではリアルタイム深度コントロールやデュアルSIM機能にも対応

同社のプレスリリース

 米Appleは10月29日(現地時間、以下同)、「iOS 12.1」を同月30日にリリースすると発表した。「Unicode 11.0」に基づき制作された70以上の新しい絵文字をサポートするほか、“FaceTime”の強化が行われる。

70以上の新しい絵文字をサポート

 「iOS 12.1」では、32人まで参加できるグループ“FaceTime”をサポート。チャットに新しいメンバーを追加したり、現在行われている通話に参加したりできるほか、カメラ効果を使ってステッカーやフィルターを楽しんだり、アニ文字やミー文字を簡単に利用できる。また、チャットへの招待を受け取った際は、オーディオまたはビデオ通話のいずれかを選択して参加することが可能。この機能はiPhone、iPad、Macのいずれのデバイスでも利用できる。

32人まで参加できるグループ“FaceTime”

 そのほかにも、以下の機能が“FaceTime”で新たに利用できるようになる。

  • 発言中のメンバーを自動検出:デバイスに搭載されている人工知能技術を利用して発言が目立つメンバーを検出し、前面に強調表示。あまり発言しないメンバーは、何か発言するまで画面の下に配置される。特定のメンバーをタップすれば、そのメンバーを画面中央に表示することも可能
  • 着信音を鳴らさずに通知:グループ通話の会話を中断せずに通知
  • メッセージアプリとの統合:グループメッセージのチャットから直接グループ“FaceTime”を始めることが可能
  • プライバシー:1対1でもグループでも、エンドツーエンドで暗号化。通話に参加しているユーザー以外に内容が漏れない

 また、“iPhone XS”、“iPhone XS Max”、“iPhone XR”を利用している場合は、カメラ撮影の深度コントロールがリアルタイムプレビューでも利用可能。デュアルSIM機能のサポートも追加される。

 「iOS 12.1」のサポート端末は、iPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touch。リリースされれば、[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできるようになる。