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Apple、「iOS 12.1」をリリース ~CVE番号ベースで32件の脆弱性を修正

「tvOS 12.1」「watchOS 5.1」も公開

「iOS 12.1」

 米Appleは10月30日(現地時間)、「iOS 12.1」を正式リリースした。32人まで利用できるグループ“FaceTime”や70以上の新しい絵文字などが新たにサポートされたほか、これまでに発見された脆弱性が多数修正されている。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで32件。内容は多岐にわたるが、任意コードの実行やサービス拒否、特権昇格、情報漏洩、スプーフィング(なりすまし)、ロック画面のバイパス、クロスサイトスクリプティングなどにつながる恐れがあり、できるだけ早いアップデートが望ましい。

 「iOS 12.1」はiPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touchに対応しており、現在[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。

 また、同日付けで「tvOS 12.1」と「watchOS 5.1」のリリースもアナウンスされている。「tvOS 12.1」で修正された脆弱性は、CVE番号ベースで15件。「watchOS 5.1」で修正された脆弱性は、CVE番号ベースで21件となっている。