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「GeForce Experience」v3.19が公開 ~コードの実行につながる恐れのある脆弱性を修正
“Ansel”フォトモードと“Freestyle”フィルターの対応タイトルも拡充
2019年5月31日 09:45
米NVIDIAは5月30日(現地時間、以下同)、「GeForce Experience」のセキュリティアップデートを公表した。2件の脆弱性が発見されたが、最新版のv3.19で修正されているという。
「GeForce Experience」は、同社製GPU“GeForce”のユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ。グラフィックスドライバーを最新版へアップデートする機能や、ビデオ・スクリーンショット・ライブストリーミングをキャプチャーして他のユーザーと共有する機能、ゲームの設定を最適化する機能などを備える。対応OSはWindows 7/8/8.1/10で、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。
27日にリリースされた最新版v3.19.0.94では、ゲーム内で自由にアングルを設定しながらスクリーンショットを撮影できる“Ansel”フォトモードの対応が拡充。「Tropico 6」や「Motal Kombat 11」、「SOULCALIBUR VI」といったタイトルが新たにサポートされた。また、25を超えるゲームで“Freestyle”フィルターを適用できるようになった。
さらにセキュリティ関連では、“Web Helper”コンポーネントにおける検証不備の欠陥(CVE-2019-5678)と、インストーラーのパス検証不備によりDLLプリロード攻撃を受ける問題(CVE-2019-5676)が修正された。“CVE-2019-5678”は任意コードの実行、サービス拒否(DoS)、情報漏洩を引き起こす可能性があり、脆弱性の深刻度は“CVSS v3”の基本値で“7.8”。“CVE-2019-5676”は特権昇格を招く恐れがあるとして、“CVSS v3”の基本値は“7.2”と評価されている。
ソフトウェア情報
- 「GeForce Experience」
- 【著作権者】
- NVIDIA Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.19.0.94(19/05/27)