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「AVG」が「Firefox」に保存したパスワードを消去 ~Mozillaが復旧アドオンを公開
「AVG」側も“19061402”以降のウイルス定義で修正済み
2019年6月19日 15:53
セキュリティソフト「AVG」を導入した環境で「Firefox」をアップデートすると、「Firefox」からログイン情報とパスワードが消えてしまうという報告が相次いだことを受け、Mozillaは6月17日(米国時間)、この問題を復旧するアドオン「Password Restore for AVG Internet Security」をリリースした。現在、“addons.mozilla.org(AMO)”から無償でダウンロード可能。
Mozillaによると、問題が発生する以下の「Firefox」バージョン。「Firefox」にログイン情報を保存していない場合でも、同期機能を有効化した端末で“Firefox アカウント”から何度もログアウトさせられてしまうことがあるという。
- 安定版「Firefox」v67.0.2
- ベータ版「Firefox」v68.0b9以降
- 2019年6月7日以降の「Firefox Nightly」
なお、「Password Restore for AVG Internet Security」アドオンは「Firefox Nightly」をサポートしていないので注意。「Firefox Nightly」を利用している場合は、プロファイルフォルダーに残されている“logins.json.corrupt”ファイルをリネームして問題を解決する必要がある。また、「AVG」側の修正も完了しており、“19061402”以降のウイルス定義では問題は発生しないという。