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「Firefox」v68.0.2が公開 ~5件の不具合と1件の脆弱性が修正

保存されたパスワードがマスターパスワードの入力なしにコピーできてしまう欠陥に対策

「Firefox」v68.0.2

 Mozillaは8月14日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新安定版v68.0.2を公開した。今回のアップデートでは、5件の不具合と1件の脆弱性が修正されている。

 本バージョンでは、アドレスバーから検索を行う場合に一部の特殊文字が検索キーワードの末尾から切り取られてしまう問題、ローカルからページを開いた際に“file://”URLで指定されたフォントが読み込まれない問題、“Outlook web app”でメールのヘッダーとフッターしか印刷されない問題、“Google マップ”などでリロード後に一部のイメージが表示されない問題、URIハンドラーとして設定された外部アプリケーションを起動する際にエラーが発生する問題が修正された。

 脆弱性の修正は、“保存されているログイン情報”に保管されたパスワードがマスターパスワードの入力なしにコピーできてしまう欠陥(MFSA2019-24)のみで、深刻度はMozillaの基準で4段階中上から3番目の“Moderate”と評価されている。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでインストール済みの場合は、ツールバー右端のメニューボタンから[ヘルプ]-[Firefox について]メニューへアクセスし、バージョン情報ダイアログを開くと最新版へアップデートできる。