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Bluetooth機器の簡単接続機能“Swift Pair”を強化 ~「Windows 10 20H1」Build 18985
“Windows Update”ではオプションパッチの表示を改善
2019年9月20日 10:45
米Microsoftは9月19日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18985(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して配信される。
「Windows 10 October 2018 Update」以降のOSでは“Swift Pair”と呼ばれる機能が初期状態で有効化されており、PCのそばにペアリングの準備が整っているBluetooth端末があると、そのことがデスクトップに通知されるようになっている。トースト通知をタップすれば簡単に接続できるため、大変便利だ。
Build 18985では、この“Swift Pair”を強化。ペアリングがトースト通知で完結できるようになり、「設定」アプリへアクセスする必要がなくなった。また、どの端末がペアリングを要求しているのかがわかりやすいよう、トースト通知にデバイス名とカテゴリーを表示したり、ユーザーインターフェイスを改善してペアリングの手順を減らしたり、最初の通知に[閉じる]ボタンを設けて“Swift Pair”を中断できるようにするなどの改善も施された。
“Swift Pair”の強化は現在、“Windows Insider Program”のうち50%のユーザーに展開されている。同社製マウスの一部モデルや、Surfaceブランドを冠したマウス・キーボード・ヘッドフォンで利用可能だ。
そのほかにも、“Windows Update”画面のデザインを改善。オプションの更新がある場合に、それを別画面にまとめてリストアップされるようになった。また、「切り取り & スケッチ」アプリのシングルウィンドウモードやズーム機能(v10.1907)が“Release Preview”リングのすべてのユーザーに解放されたことも発表された。一部の製品版Windows 10にも展開されているという。