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「Google Device Policy」アプリの「iOS 9」サポートが年内で終了

「iOS 10」に対応していない“iPhone4s”や“iPad 3”、初代“iPad mini”は利用不能に

「Google Device Policy」アプリの「iOS 9」サポートが年内で終了

 米Googleは10月3日(現地時間)、「Google Device Policy」アプリの「iOS 9」サポートを年内に終了すると発表した。2020年最初のリリースで「iOS 9」以下のモバイルデバイスへの対応が削除されるため、それまでにデバイスをアップグレードするよう呼び掛けている。

 「Google Device Policy」は、“G Suite”や“G Suite for Education”、“G Suite for Government”を利用している組織のユーザー向けアプリ。“G Suite”を利用している組織でiPhone/iPadを利用する際、iOSデバイスに対し組織のセキュリティポリシーを義務付けることで、データの不正アクセスや流出を防ぐ。組織で必要なアプリをホワイトリストで管理して、ユーザーに配信することも可能。個人のiOSデバイスを仕事で使う(BYOD)場合や、端末を紛失した場合のリモートワイプ、デバイスの集中管理に必要となるアプリだ。

 来年リリースされる「Google Device Policy」アプリは、「iOS 9」以下で“モバイル デバイス管理(MDM)”がサポートされなくなる。新しいMDM機能にアクセスするためには「iOS 10」以降へのアップデートが必要だ。“iPhone4s”や“iPad 3”、初代“iPad mini”などの古いデバイスは「iOS 10」に対応していないため、新しい「Google Device Policy」アプリは利用できなくなる。