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Windows 10 向けオプションパッチに問題 ~「Microsoft Defender ATP」サービスが停止

アンチウイルス機能「Microsoft Windows Defender Antivirus」には影響なし

Windows 10のリリース情報ページ

 米Microsoftは10月17日(現地時間)、2019年10月第3週に公開した更新プログラム(Cリリース)を適用した「Windows 10 バージョン1809」環境で、「Microsoft Defender Advanced Threat Protection(ATP)」サービスが停止し、レポートデータの送信に失敗する不具合があると発表した。

 同社によると、問題になっているパッチはオプションで配信されている非セキュリティ更新プログラム「KB4520062」。このパッチを適用すると、「イベント ビューアー」に「MsSense.exe」が“0xc0000409”エラーを起こしたと報告される場合があるという。問題が確認されているプラットフォームは以下の通り。

  • クライアント:Windows 10バージョン1809、Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • サーバー:Windows Serverバージョン1809、Windows Server 2019

 「KB4520062」は手動で“Windows Update”をチェックしない限り適用されない“オプション”パッチであるため、未適用の場合は問題の影響を受けない。万が一問題が発生した場合は、「KB4520062」のアンインストールで解決するはずだ。同社は現在、11月中旬のパッチリリースを目標にこの問題の解決に取り組んでいる。

 なお、「Microsoft Defender ATP」は法人向けのセキュリティソリューションで、一般ユーザーにもお馴染みのWindows 10のアンチウイルス機能「Microsoft Windows Defender Antivirus」とは異なる。今回の問題の影響を受けることはないとのこと。