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重くて敬遠されがちな検索インデクサーの挙動を改善 ~「Windows 10 20H1」Build 19025
前ビルドでサンドボックスと「WDAG」が動作しなくなっていた問題も修正
2019年11月18日 09:00
米Microsoftは11月15日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19025(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して配信される。
「Windows 10 20H1」は、先日一般公開された「Windows 10 November 2019 Update」の後継バージョン。通例では、来年春に正式リリースされる。
Build 19025における改善の焦点は、“Windows Search”だ。“Windows Search”の検索インデックスを作成する処理はユーザーによってしばしば無効化されてしまうが、同社がその理由を“Windows Insider”のユーザーから募ったところ、CPUを過剰に占有する、システム全体のパフォーマンスを損なう、インデクサーが重い割りに検索の質が向上しないといった意見が寄せられた。
そこで同社は、この3つの改善に焦点を当てることにしたという。手始めとして、本ビルドではディスクアクセスが集中するピークタイムを検出し、それを避けてインデクサーを動作させる仕組みや、主にアプリ開発者の環境を想定し、特定のリポジトリやプロジェクトフォルダーの検索を除外してディスクアクセスの集中を改善するといった対策がテストされる。
そのほかにも、これまでのテストで報告された多くの不具合が修正されている。前ビルドでサンドボックスと「WDAG」が動作しなくなっていた問題も対策されている。