ニュース
ドライバーの更新を改善するテストを実施 ~「Windows 10 20H1」Build 19023が公開
“Fast”リングで受け取り可能。サンドボックスと「WDAG」に既知の問題があるので注意
2019年11月13日 10:30
米Microsoftは11月12日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19023(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して配信される。
「Windows 10 20H1」は、本日一般公開された「Windows 10 November 2019 Update」の後継バージョン。通例では、来年春に正式リリースされる。
Build 19023では、“Windows Update”を改善。“オプション”に分類されたドライバーのアップデートが勝手にインストールされないようにするための仕組みが試験的に導入された。Build 18980以降(vb_release)であれば、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションの“オプションの更新プログラム”欄からオプションのドライバーアップデートを手動でダウンロード・適用できる。この実験は11月25日(米国時間)まで行われるとのこと。
なお、本ビルドではサンドボックスと「Windows Defender Application Guard(WDAG:安全が確認できないWebページを隔離環境で開けるセキュリティ機能)」が動作しない問題が確認されている。これらの機能を利用している場合は、本ビルドを適用せず、更新を一時的に停止することが推奨されているので注意したい。