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定番システムクリーナー「CCleaner」v5.64、各種メンテナンス機能を“ヘルス チェック”に再編

新しい「Microsoft Edge」にも対応、Windows XP/Vistaのサポートは終了

「CCleaner」v5.64.7613

 英Piriformは3月3日(現地時間)、定番システムクリーナーソフト「CCleaner」のWindows向け最新版v5.64を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。有償版に加え、個人の非商用であれば機能限定の無償版が利用できる。

 「CCleaner」といえば、システムのスキャンと不要ファイルの除去を行う“イージークリーン(Easy Clean)”が目玉だ。本バージョンではこの“Easy Clean”が刷新され、プライバシー保護・ディスクの空き領域確保・システムのパフォーマンス改善・セキュリティの保護をひとまとめにした“ヘルス チェック(Health Check)”に改編された。一度のスキャンで、4つの項目をまとめてチェックできるのが利点となる。

“イージークリーン(Easy Clean)”が“ヘルス チェック(Health Check)”に改編

 無償版では、不要なトラッカーCookieの削除とジャンクファイルの削除の2つが利用可能。残りの2つは有償版の機能となる。個人利用向けの有償版“Professional”は、14日間の試用が可能だ。なお、「CCleaner」を不要ファイルの削除に専念させたい場合は、初期画面を“ヘルス チェック”から“詳細クリーン”へ切り替えるとよい。

 また、インストールプロセスが見直され、Avast製品のオファーがチェックボックスから独立した画面で行われるようになった。初期状態でオファーを受け入れる設定になっていたのも改められ、[Accept(受け入れる)]と[Decline(拒否する)]という2つのボタンのいずれかを選ぶ方式となった。フリーのウイルス対策製品で知られるAvastは、2017年7月に「CCleaner」の開発元であるPiriform社を買収を買収し、「アバスト」などの製品をインストーラーにバンドルしていたが、その手法には批判も寄せられていた。

Avast製品のオファーを行うインストールプロセスも見直される

 そのほかにも、「Chromium」ベースとなった新しい「Microsoft Edge」がサポートされた。一方で、Windows XP/Vistaのサポートが打ち切られている。当該環境が自動更新で受け取るバージョンはv5.64.7577が最後となるので注意したい。

ソフトウェア情報

「CCleaner」Windows版
【著作権者】
Piriform Software Ltd.
【対応OS】
64bit版を含むWindows7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ、寄付歓迎)
【バージョン】
5.64.7613(20/03/03)