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Google、Androidの2020年4月セキュリティ情報を発表 ~最大深刻度は“Critical”

システムにおける任意コード実行の脆弱性などに対処

Androidの月例セキュリティ情報

 米Googleは4月6日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表されたセキュリティ情報の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。いずれ各社からアップデートが提供されるはずだ。

 今月のセキュリティパッチは通例に従い“2020-04-01”と“2020-04-05”の2本立てとなっており、過去に実施された脆弱性の修正も含まれている。

セキュリティ パッチレベル“2020-04-01”

 “2020-04-01”は、対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセット。Androidパートナーが迅速にユーザーへアップデートを提供できるよう、あえて分割されている。フレームワークで6件、メディアフレームワークで2件、システムで4件の脆弱性が修正された。“Google Play”システムもアップデートされているが、今月は脆弱性の修正はないとのこと。

 これらの問題の中でもっとも脅威となるのは、システムにおける任意コード実行の脆弱性。「Android 8.0」以降に影響し、深刻度は“Critical”と評価されている。

セキュリティ パッチレベル“2020-04-05”

 “2020-04-05”は、すべての脆弱性修正を含んだ完全版。“2020-04-01”での修正に加え、フレームワークで1件、カーネルコンポーネントで3件、FPCのコンポーネントで3件、クアルコムのコンポーネントで6件の脆弱性が修正された。クアルコムのクローズドソースコンポーネントでも、多くの問題が修正されている。