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フリーのネットワーク解析ツール「Wireshark 3.2」に脆弱性、修正版が公開

旧バージョンのアップデートv3.0.10/v2.6.16も公開

「Wireshark」v3.2.3が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v3.2.3が、4月8日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。

 リリースノートによると、今回修正された脆弱性は1件。「BACapp」ディセクターがクラッシュする不具合(CVE-2020-11647)が解決された。旧バージョンのv3.0系統、v2.6系統にも影響し、修正版(v3.0.10/v2.6.16)が同日付けでリリースされている。

 「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、v2.6系統(LTSリリース)のサポートは今年10月までとなっている。それ以降は「Wireshark」で「GTK+」と「Qt4」の対応が打ち切られるほか、Mac OS X 10.6から10.11までのバージョンで「Wireshark」が利用できなくなる。できるだけ早い後継OSへの移行を心がけたい。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.2.3(20/04/08)