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デスクトップ向け「Google Chrome 83」に4件の脆弱性 ~深刻度の評価は“High”

v83.0.4103.106への更新を

「Google Chrome」v83.0.4103.106

 米Googleは6月15日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v83.0.4103.106を公開した。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、全部で4件。そのうち読み上げ機能における解放済みメモリ利用(use-after-free)の欠陥(CVE-2020-6505)、「WebView」でポリシーの適用が十分でない問題(CVE-2020-6506)、スクリプトエンジン「V8」における境界外書き込みの欠陥(CVE-2020-6507)の3件が、同社基準で4段階中上から2番目の深刻度“High”と評価されている。また、内部監査やファジングによって発見されたセキュリティ問題への対応も行われているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。