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COVID-19の影響で停止中のWindows向けC/Dオプションパッチ、7月から配信再開

非セキュリティのオプションパッチは“プレビュー”リリースに

非セキュリティのオプションパッチは“プレビュー”リリースに

 米Microsoftは6月17日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で停止していたWindowsのオプション更新プログラムの配信を、7月から再開すると発表した。

 Windows 10およびWindows Serverに配信されている毎月の更新プログラムは、米国時間第2水曜日に配信される必須のセキュリティパッチ(パッチチューズデー、“B”リリース)以外にも、第3週に公開される“C”リリースや、第4週に公開される“D”リリースといったオプションパッチが存在する。これは主にパッチチューズデーで社内にパッチを適用するに先立ち、企業のIT管理者が非セキュリティ修正をテストするために提供されているものだ。

 “C”リリースや“D”リリースといった非セキュリティのオプションパッチは、新型コロナウイルスの影響でIT管理者への負担が高まっていることを考慮し、一時的に配信が中止されていたが、7月から再開される。ただし、いくつかの変更が加えられるという。

 まず、オプションリリースの名前が“プレビュー”リリースと呼ばれるようになった。検証済みの製品品質であることに変わりはないが、これで“B”リリースの先行テストであることが明確になる。“Windows Update”にも“プレビュー”リリースであると明記される。

 次に、管理を簡素化するために“プレビュー”リリースは“C”週にのみ配信されることになった。パッチチューズデーが“B”週にリリースされることに変更はない。

 そのほかにもに、“Windows Server Update Services”(WSUS)でアップデートを管理している場合、Windows 10またはWindows Serverの“プレビュー”リリース(“C”週に配信)が“WSUS”チャネルに表示されなくなる。“Windows Insider Program”または“Windows Insider Program for Business”に参加していれば、開発中の非セキュリティパッチは“B”週に“Release Preview”チャンネルでリリースされる。