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Microsoft、Windowsのオプションパッチ配信を一時停止 ~新型コロナウイルスの影響、5月から

“パッチチューズデー”のセキュリティ更新プログラムは通常通り配信

“Windows message center”でのアナウンス

 米Microsoftは3月24日(現地時間)、Windowsのオプション更新プログラムの配信を5月から一時停止すると発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でシステム管理者がリモートワークなどの対応に迫られている状況を考慮し、機能改善よりもセキュリティアップデートを優先する。

 対象となるのは、サポートされているすべてのバージョンのWindowsクライアントおよびサーバー。「Windows Server 2008 SP2」から「Windows 10 バージョン1909」までが含まれる。

 なお、一時停止となるのはセキュリティ以外のオプションパッチ("C"および“D”リリース)のみで、米国時間毎月第2火曜日に公開されているセキュリティ更新プログラム(“B”リリース)は通常通り配信されるとのこと。次回のパッチでは「Adobe Type Manager」(ATM)ライブラリのゼロデイ脆弱性への対策などが行われる予定だ。

 そのほかにも、同社は新型コロナウイルスの影響に配慮し「Windows 10 バージョン 1709」Enterprise/Educationのサポート期間を延長したほか、「Microsoft Edge 81」の正式リリースを延期している。