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2020年6月パッチでプリンターが印刷不能になる問題、緊急パッチが全Windowsに出そろう

“Microsoft Update カタログ”でのみの提供

“Microsoft Update カタログ”でのみの提供

 米Microsoftは6月18日(現地時間)、今月のパッチを適用すると一部のプリンターで印刷不能になる問題を修正する更新プログラムをWindows 8.1/Server 2012などに対しても定例外リリースした。一部バージョンの「Windows 10」ではすでに提供されていたが、これですべてのサポート済みバージョンがカバーされたことになる。

 2020年6月の月例パッチには「Print Spooler」サービスがエラーになったり、予期せず終了してしまう不具合が確認されており、適用すると一部のプリンターで印刷ができなくなることがある。問題の影響を受ける場合は、“Microsoft Update カタログ”から以下の更新プログラムを入手・適用する必要がある(太字は今回追加リリースされたパッチ)。

  • Windows 10 バージョン 2004KB4567523
  • Windows 10 バージョン 1909(KB4567512
  • Windows 10 バージョン 1903(KB4567512
  • Windows 10 バージョン 1809/Windows Server 2019(KB4567513
  • Windows 10 バージョン 1803(KB4567514
  • Windows 10, version 1709KB4567515
  • Windows 10, version 1703KB4567516
  • Windows 10, version 1607 and Windows Server 2016KB4567517
  • Windows 10, version 1507KB4567518
  • Windows 8.1 and Windows Server 2012KB4567521
  • Windows Server 2012KB4567522

 なお、これらのパッチは現在のところ“Windows Update”“Windows Server Update Services(WSUS)”では提供されておらず、手動で適用する必要がある。Windowsのオプション更新プログラムの配信は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中断されているため、一般向けの自動配信は来月の月例アップデート(パッチチューズデー)になりそうだ。トラブルに悩まされていない場合は無理に適用する必要はなく、自動配信を待つのがおすすめだ。