2020年6月のパッチでプリンターが印刷不能になる問題、Microsoftが緊急パッチで対応

「Print Spooler」サービス

　米Microsoftは6月16日（現地時間）、「Windows 10 バージョン 1803/1809/1903」向けの更新プログラムを定例外で公開した。今月のパッチを適用すると一部のプリンターで印刷不能になる問題が対処されている。他のバージョンのWindows向けにも、近日中にパッチが提供される予定だ。

　2020年6月の月例パッチには「Print Spooler」サービスがエラーになったり、予期せず終了してしまう不具合が確認されており、適用すると一部のプリンターで印刷ができなくなることがある。Windows 8.1/Server 2012以降の広い範囲がこの問題の影響を受けるが、さしあたって「Windows 10 バージョン 1803」以降で緊急対応が行われた格好だ（ただし、「Windows 10 バージョン 2004」向けは未提供）。

• Windows 10 バージョン 1909（KB4567512）
• Windows 10 バージョン 1903（KB4567512）
• Windows 10 バージョン 1809（KB4567513）
• Windows 10 バージョン 1803（KB4567514）

　これらのパッチは今のところ“Windows Update”では提供されておらず、“Microsoft Update カタログ”でのみの提供となっている。トラブルに悩まされていない場合は、無理に適用する必要はない。