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「May 2020 Update」で発生していたThunderboltドックの非互換性問題が解決

2020年7月の月例更新で修正済み。「LSASS」のクラッシュとIMEモードの問題も

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 米Microsoftは7月14日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 2004(May 2020 Update)」で発生していたThunderboltドックの非互換性問題が解決されたと発表した。2020年7月の月例更新プログラム「KB4565503」を適用すると解消される。

 この問題の影響を受けるのは、デバイスに少なくとも1つのThunderboltポートがあり、かつ“Kernel DMA 保護”が有効、Windows Hypervisor Platformが無効になっているケース。“Kernel DMA 保護”の有無は[Windows]+[R]キーなどから「MSINFO32.exe」を起動すれば確認可能。“Windows ハイパーバイザープラットフォーム”の状態は[Windows の機能]ダイアログ(OptionalFeatures.exe)でチェックできる。

 この問題の影響を受けるデバイスに対してはセーフガードホールドが適用され、「May 2020 Update」の提供が一時中断されていたが、この措置は近日中に解除される予定だ。

 そのほかにも、2020年5月以降の月例パッチを適用したWindows 10環境で“Local Security Authority Subsystem Service”(LSASS)サービスがクラッシュしてOSが再起動してしまう問題(「May 2020 Update」にも影響)と、“ImeMode”プロパティを利用してIMEモードをコントロールする一部のアプリでIMEモードが自動的に切り替わらなくなる問題が解決されている。これで「May 2020 Update」に関する問題は残り7件となった(いずれも調査中)。