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Microsoft、「Windows 10 バージョン 20H2」Build 19042.388を“Beta”チャネルに
更新プログラムは「May 2020 Update」と共通
2020年7月15日 15:16
米Microsoftは7月14日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 20H2」Build 19042.388(KB4565503)を“Windows Insider Program”の“Beta”チャネルユーザーに公開した。インストール済みの場合は、“Windows Update”経由で更新できる。
「Windows 10 バージョン 20H2」は、今年後半にリリースされるWindows 10の次期機能アップデート。コアは「Windows 10 バージョン 2004(May 2020 Update)」と共通で、「バージョン 1903」から「バージョン 1909」へのアップグレードと同様、“イネーブルメント パッケージ”と呼ばれるパッチで機能の切り替えが行われる。そのため、変更は比較的小規模になる見込みだ。
Build 19042.388の内容は、「バージョン 2004」に配信された2020年7月の更新プログラム「KB4565503」と共通。脆弱性の修正に加え、以下の問題が修正されている。
- 2020年6月パッチでプリンターが印刷不能になる問題。グラフィックスまたは大きなファイルを含むドキュメントで発生していたという
- 「OneDrive」アプリがクラウドストレージに接続できない問題(参考記事)
- ウィンドウモードでサイズを変更したり、全画面モードからウィンドウモードへ切り替えると、特定のゲームやアプリケーションの表示が歪む問題
- 2020年5月以降の月例パッチを適用したWindows 10環境で“Local Security Authority Subsystem Service”(LSASS)サービスが失敗し、OSを再起動する
- “ImeMode”プロパティを利用してIMEモードをコントロールする一部のアプリで、IMEモードの切り替えが機能しない問題
- 「Windows Server Core」プラットフォームのシステムロケールを「PowerShell」で変更できない問題