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生徒のPC画面を先生側で一覧 ~micro:bitのTFabWorksが新しいオンライン教育支援サービス
ソフトのインストールやユーザー登録は不要。モダンブラウザーさえあれば利用できる
2020年7月21日 15:04
プログラミング教材“micro:bit”などを扱う(株)ティーファブワークスは7月21日、新しいオンライン教育の支援サービス“TFabTile(ティーファブタイル)”をアルファ版として公開した。生徒たちのPCの画面を教師が一覧できるようにするサービスで、ソフトのインストールやユーザー登録は不要。Webブラウザーとインターネット回線さえあれば気軽に利用できる。
オンラインでプログラミングやデザインの授業や研修をしていると、受講者の理解度や制作状況をチェックしたり、特定の受講者の成果をみんなに紹介したいといったシチュエーションはないだろうか。そんなとき、参加者のデスクトップを講師側で一覧できると便利だろう。
“TFabTile”を利用すると、それが簡単に実現可能。手順もシンプルで、講師側が“TFabTile”の[先生用]ページにアクセスして“部屋”を作成し、その名前を生徒に共有すれば準備は完了。生徒側は“TFabTile”の[生徒用]ページにアクセスして共有された“部屋”の名前を入力し、講師と共有したい画面(デスクトップ、特定アプリのウィンドウ、Webブラウザーのタブ)を選択すれば、[先生用]ページに参加者全員の画面がタイル状に表示される。共有をやめたい場合は、“退室”するか“TFabTile”のタブを閉じてしまえばよい。同社は「Zoom」をはじめとするオンライン会議ツールを活用した授業や研修で、補助的に使うケースを想定しているという。
なお、対応OSはWindows/Mac/LinuxでiOS/Androidは非対応。「Microsoft Edge」や「Google Chrome」、「Firefox」などのモダンブラウザーで利用できる。また、生徒20人で利用する場合、先生側は10Mbps以上のネットワーク帯域が必要となる。
同社はアルファテスト中にユーザーの意見を取り入れながら、2020年年末を目途に正式サービスとしてリリースしたい考え。正式版ではいくつかの有償機能が追加される見込みだが、ユーザー登録なしで利用できる手軽さはそのままにするとしている。