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コマンドパレットを標準搭載した「Windows Terminal 1.3」が正式版に ~次期版はジャンプリストに対応
ターミナルエミュレーターの埋め込みハイパーリンクと点滅もサポート
2020年9月24日 13:16
米Microsoftは9月22日(現地時間)、「Windows Terminal 1.3」を正式リリースした。プレビュー版でテストされていたコマンドパレットをはじめとする新機能が利用可能。併せて「Windows Terminal Preview 1.4」のリリースも発表されている。
「Windows Terminal」は、Microsoftが主導でオープンソース開発しているターミナルアプリ(ライセンスは“MIT License”)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えたり、ペインで画面分割して同時利用できるレイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。現在、“GitHub”や“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。
次期バージョンのプレビュー「Windows Terminal Preview 1.4」ではジャンプリストがサポートされ、タスクボタンの右クリックメニューから指定したプロファイルで起動できるようになった。Windows 10の検索機能([Windows]+[S]キー)で「Windows Terminal Preview」にアクセスした場合も、詳細ペインからプロファイルが選べるようになっている。
機能面での改善としては、ターミナルエミュレーターの埋め込みハイパーリンクと点滅がサポートされた点が挙げられる。「Windows Terminal Preview 1.4」は埋め込みリンクを認識するとそれにアンダーラインを付け、[Ctrl]キーを押しながらクリックするとWebブラウザーでリンクを開くことができる。プレーンテキストのリンクはまだ認識できないが、間もなく自動検出が可能になるとのこと。また、端末エミュレーターで文字表示属性を指定コマンド(Select Graphic Rendition)で点滅モード(SGR 5)がサポートされ、テキストを点滅表示できるようになっている。
「Windows Terminal」は1カ月スパンの開発サイクルを採用しており、現行のプレビュー版は来月に正式リリースされる。
ソフトウェア情報
- 「Windows Terminal」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3.2651.0(20/09/22)