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「Windows Terminal 1.2」が正式公開 ~コマンドパレットを標準搭載したv1.3もプレビュー
[Ctrl]+[Shift]+[P]キーでパレットを呼び出してアクションを検索・実行
2020年8月27日 12:54
米Microsoftは8月26日(現地時間)、「Windows Terminal 1.2」を正式リリースした。プレビュー版でテストされていたフォーカスモード(Focus mode)、常に最前面に表示するモード(Always on top mode)がなどの新機能が利用可能。併せて「Windows Terminal 1.3」のプレビューリリースも発表されている(執筆時現在、“Microsoft Store”では未配信)。
「Windows Terminal Preview 1.3」では、ショートカットキーで手軽に呼び出せるコマンドランチャー“コマンド パレット”が標準搭載された。「Visual Studio Code」などでもお馴染みの機能で、[Ctrl]+[Shift]+[P]キーでパレットを呼び出してアクションを検索・実行することが可能(アクションモード)。設定ファイル“settings.json”を編集すれば、独自のアクションを追加することもできる。
さらに、コマンドパレットの先頭に“>”を入力するとアクションモードからコマンドモードへ切り替えることが可能。“wt”コマンドのサブコマンドを入力して、現在開いているウィンドウに適用することができる。たとえば、“>split-pane”と入力すればペインの分割が行える。
そのほかにも、タブの切り替え機能を強化。[Ctrl]+[Tab]キーや“nextTab”コマンドで高速にタブをスイッチできるようになった。また、プロファイルごとにタブの背景色を変える設定が追加。コマンドの拡充なども行われているとのこと。
「Windows Terminal」は1カ月スパンの開発サイクルを採用しており、現行のプレビュー版は来月に正式リリースされる。
「Windows Terminal」は、Microsoftが主導でオープンソース開発しているターミナルアプリ(ライセンスは“MIT License”)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えたり、ペインで画面分割して同時利用できるレイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。現在、“GitHub”や“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Windows Terminal」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.2381.0(20/08/26)