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「Adobe Illustrator」など8つのAdobe製品に“Critical”な脆弱性 ~修正版が公開
全部で10製品のセキュリティ修正を発表
2020年10月21日 18:37
米Adobeは10月20日(現地時間)、新しいセキュリティ情報を発表した。今回は「Adobe Illustrator」「Adobe Dreamweaver」「Marketo」「Adobe Animate」「Adobe After Effects」「Adobe Photoshop」など10製品が対象となっている。
「Adobe Illustrator」(APSB20-53)
「Adobe Illustrator」では、CVE番号ベースで7件の脆弱性が修正された。いずれも深刻度は“Critical”。Windows版のv24.2およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv25.0へのアップデートを推奨している。
「Adobe Dreamweaver」(APSB20-55)
「Adobe Dreamweaver」で修正された脆弱性は、CVE番号ベースで1件、深刻度は“Important”と評価されている。Windows/macOS版のv20.2およびそれ以前のバージョンに影響する。いずれもv21.0へのアップデートを推奨している。
「Marketo」(APSB20-60)
「Marketo」では「Marketo Sales Insight Salesforce package」について、CVE番号ベースで1件の脆弱性が修正された。深刻度は“Important”で、v1.4355およびそれ以前のバージョンに影響する。v1.4357へのアップデートを呼びかけている。
「Adobe Animate」(APSB20-61)
「Adobe Animate」では、CVE番号ベースで4件の脆弱性が修正された。深刻度はいずれも“Critical”で、Windows版のv20.5およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv21.0へのアップデートを推奨している。
「Adobe After Effects」(APSB20-62)
「Adobe After Effects」で修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件、深刻度はいずれも“Critical”とされている。Windows版のv17.1.1およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv17.1.3へのアップデートを推奨している。
「Adobe Photoshop」(APSB20-63)
「Adobe Photoshop」では、CVE番号ベースで1件の脆弱性が修正された。深刻度は“Critical”で、Windows版「Photoshop CC 2019」のv20.0.10・「Photoshop 2020」のv21.2.2およびそれ以前のバージョンに影響する。いずれもWindows/Mac版の最新バージョンへのアップデートを推奨している。
「Adobe Premiere Pro」(APSB20-64)
「Adobe Premiere Pro」で修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件、深刻度は“Critical”とされている。Windows版のv14.4およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv14.5へのアップデートを推奨している。
「Adobe Media Encoder」(APSB20-65)
「Adobe Media Encoder」で修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件。深刻度は“Critical”で、Windows版のv14.4およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv14.5へのアップデートを推奨している。
「Adobe InDesign」(APSB20-66)
「Adobe InDesign」では、CVE番号ベースで1件の脆弱性が修正された。深刻度は“Critical”で、Windows版のv15.1.2およびそれ以前のバージョンに影響する。Windows/Mac版ともにv16.0へのアップデートを推奨している。
「Adobe Creative Cloud Desktop Application」(APSB20-68)
「Adobe Creative Cloud Desktop Application」で修正された脆弱性はCVE番号ベースで1件、深刻度は“Critical”。Windows版の“old installer”はv5.2およびそれ以前、“new installer”はv2.1以前のバージョンに影響する。それぞれ“old installer”はv5.3、“new installer”はv2.2へのアップデートを推奨している。