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法人向け「ウイルスバスター」環境で最新版の「Edge」が起動不能になる不具合【14:45追記】

「Google Chrome」「Microsoft Edge」共に最新のパターンファイルで解決

「Microsoft Edge」v87.0.664.52

 米国時間11月30日に安定(Stable)版「Microsoft Edge」v87.0.664.52がリリースされたが、法人向け「ウイルスバスター」で起動不能になるという報告が相次いでいるようだ。開発元のトレンドマイクロ(株)も12月2日、サポート文書を公開して注意を喚起している。

 同社によると、この問題の影響を受ける製品は以下の通り。Windowsのバージョンにかかわりなく発生するようだ。

  • ウイルスバスター コーポレートエディション XG
  • ウイルスバスター ビジネスセキュリティ

 なお、「Trend Micro ApexOne」や「Trend Micro Apex One SaaS」では今のところ本事象の発生は確認されていないとのこと。

 問題はスキャン機能にあるようで、暫定的な回避策として「Edge」のフルパスを挙動監視の承認済みプログラムや信頼済みプログラムリストに追加する方法が案内されている。また、一時的に「Edge」以外のWebブラウザーを利用することも検討してほしいとしている。

12:50編集部追記: トレンドマイクロによると、「Microsoft Edge」が起動不能になる問題は、プログラム検査監視パターンファイルを“283080”以降へ更新することで解決するとのこと。また、同様の問題が「Google Chrome」v87.0.4280.88でも発生しており、こちらは現在確認中だという。

14:45編集部追記: 「Google Chrome」が起動不能になる問題も、プログラム検査監視パターンファイルを“283081”以降へ更新することで解決することがトレンドマイクロよりアナウンスされた。