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「Thunderbird 78.7.0」で6件の脆弱性に対処

不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート

「Thunderbird」v78.7.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.7.0」が、1月26日(米国時間)に正式公開された。本バージョンでは、拡張機能の開発で用いられる“Extension API”でいくつかの新機能が追加された。

 不具合の修正は、セキュリティ関連を含め11件。すべてのアカウントを削除しても既定のアカウントがクリアされず、存在しないアカウントが引き続き指定されてしまうアカウントマネージャーの問題や、ハイコントラストモードやダークテーマのときにUIが見えなくなったり、使いにくくなる問題などが解決されている。

 脆弱性の修正は、CVE番号ベースで6件。深刻度の内訳は“High”が3件、“Moderate”が3件となっている。「Thunderbird」は既定でJavaScriptが無効化されているため「Firefox」ほどリスクはないが、できるだけ早めに対処しておいた方がよいだろう。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10/Server 2008 R2で利用可能。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。