「Thunderbird 78.7.1」からレガシーAPIを利用するアドオンはインストール不能に

「Thunderbird」v78.7.1

　オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.7.1」が、2月5日（米国時間）に正式公開された。本バージョンでは、CardDAVアドレス帳で“OAuth2”と「Google コンタクト」がサポートされたとのこと。ただし、編集部にて試用したところ、「Thunderbird」標準のUIでそれらしき設定は見当たらなかった。CardDAVに対応したアドオンを導入する必要があるようだ。

　加えて、レガシーAPIを利用するアドオンのインストールが許可されなくなった。これまでインストール可能だったアドオンのなかにも、この変更の影響を受けるものがあるかもしれない。

　そのほかにも、5件の問題が修正された。メッセージを送信できない状況にもかかわらず送信ボタンが有効化されたままになる不具合が修正されたほか、Mac環境で［Command］＋［Enter］キーによるメッセージ送信が機能しない問題が対処された。グローバル検索のUIやテーマ、配色の調整なども行われているという。

　「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。