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「Thunderbird 78.8.0」が公開 ~4件の脆弱性を修正

不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート

「Thunderbird」v78.8.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.8.0」が、2月23日(米国時間)に正式公開された。本バージョンは不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。セキュリティ問題への対処も行われている。

 今回のアップデートで修正された問題は、以下の通り。

  • CSVファイルからアドレス帳をインポートすると、常にエラーが報告される
  • 下書きを保存するまでS/MIMEメッセージのセキュリティ情報が正しく表示されない
  • 「CalDAV」カレンダーのFileLinkのユーザーインターフェイス
  • 繰り返しタスクが常に未完了とマークされる。フィルターを利用できない
  • UIウィジェットに動作しないものがある
  • ダークテーマの改善
  • 拡張機能マネージャーにアドオンサポートのWebページへのリンクがない

 脆弱性の修正は、CVE番号ベースで4件。深刻度の内訳は“High”が3件、“Low”が1件となっている。「Thunderbird」は既定でJavaScriptが無効化されているため「Firefox」ほどリスクはないが、できるだけ早めに対処しておいた方がよいだろう。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。