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Microsoft、「Windows 10 May 2020 Update」の配信対象を拡大

5月11日で一部旧バージョンがサポート終了を迎える点にも注意

“Microsoft Tech Community”での発表

 米Microsoftは2月3日(現地時間、以下同)、「Windows 10 May 2020 Update」(バージョン 2004)を広範な展開へ移行させたと発表した。“Windows Update”を手動でチェックしたユーザー以外にも配信される。

 同社はこれまで機械学習ベースのプロセスを活用してフィードバックの収集と問題の早期検出を行いながら、「Windows 10 バージョン 2004」の配信対象を慎重にコントロールしてきた。しかし、リリースから半年以上が経過し、アップグレードに関わる問題がおおむね出尽くしたこともあり、広く配信されることになったようだ。

 ただし、既知の互換性問題が確認されている環境に対して「バージョン 2004」が配信されることはない(セーフガード)。また、機能更新をインストールするタイミングはユーザーが選択可能(今すぐ再起動・今夜に再起動・時刻を選択の3つ)で、勝手にセットアップとOSの再起動が行われることはないので安心してほしい。

 なお、今年5月11日で以下の「Windows 10」バージョンはサポート終了となる。できるだけ早い移行を心掛けたい。

  • Windows 10 バージョン 1809(Enterprise、Education、IoT Enterprise)
  • Windows 10 バージョン 1909(Home、Pro、Pro Education、Pro for Workstations)
  • Windows Server バージョン 1909(Datacenter、Standard)