無償の動画編集ソフト「DaVinci Resolve」の最新版が公開 ～全面的な強化で死角なし！

「DaVinci Resolve 17」の新機能

　豪Blackmagic Designは2月25日（現地時間、以下同）、高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve」（ダビンチ・リゾルブ）の最新版「DaVinci Resolve 17」を公開した。 Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリで、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。執筆時現在の最新版は、3月5日付けでリリースされたv17.1。

　「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション（仕上げ作業）をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。

「DaVinci Resolve 17」のユーザーインターフェイス

　「DaVinci Resolve 17」では、新しいカラーマネージメントやHDRグレーディング、カラーワーパー、AIベースの技術で人物などを自動追跡するマスク“Magic Mask”といったツールが追加された。フルスペックの音声編集が行える“Fairlight”ページではバスを柔軟にカスケード接続できるようになったほか、2,000までのトラックがサポートされた。

　エディットページではビンディバイダーの付いたメタデータベースの新しいスレートビューがサポートされ、フッテージの管理・検索をすばやく実行できるようになった。拡大波形を使用したカット編集やスマートリフレーミング、プロキシメディアの作成、ライブエフェクトプレビューなどにも対応し、より強力で柔軟なツールへと震撼している。

　そのほかにもリモートデータベースへの接続、複数ユーザーのコラボレーション、Fusionエフェクトの新しいテンプレート、シェイプノード、アニメーションカーブ、同期したオーディオアニメーションなどがサポートされた。