レビュー
YouTubeへの動画アップロードも可能! 無料で多機能の動画編集ソフト「DaVinci Resolve」
タイムラインで動画や音声を編集。テロップの追加も可能
2020年11月9日 06:45
「DaVinci Resolve( ダビンチ・リゾルブ)」は、高機能な動画編集ソフトです。 Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、Windows版はWindows 10に対応しており、公式サイトからダウンロードできます。
無料ながら、動画編集の基本である、カット編集、音声の入力、テロップなど、動画編集の基本的な機能を備えているうえ、動画ファイルの書き出しはUltra HD解像度(3,840×2,160ピクセル)に対応しており、YouTube等への動画投稿をするには十分な機能を備えています。
また、“Fusion”という「Adobe Premiere」に「After Effects」の機能を内蔵したような強力な機能があります。この“Fusion”を使うとアニメーション効果など、3DCGソフトを使ったようなモーショングラフィックスを実現できます。
初回起動時のスプラッシュ画面からユーザーインターフェイスを日本語することも可能です(初回起動時以降も[DaVinci Resolve]メニューから開ける[Preferences]ダイアログの[UI設定]画面にある[User]タブから日本語化できます)。
動画と音楽を合わせてビデオクリップ作成
今回はビデオ編集の基本を学ぶためにBGMに映像を合わせて配置してみます。動画素材として僕が撮影したドローンでの映像3つと“YouTube Audio Library”の音楽『No_4_Piano_Journey』を使用しています。
[新規プロジェクト]をクリックし、プロジェクト名を”ビデオクリップ”と変更し[作成]をクリックして新しいプロジェクト作成します。
すると下記のようなプロジェクトが作成されます。
最初はカットモード
最初はカットモードで動画や音楽を配置していきます。画面の下のメニューのアイコンが下図のようにになっているか確認してください。
このメニューは間違ってクリックして、他のエディット画面になってしまうことがよくあるので、“おかしいな”と思った時には確認してみてください。
次に、用意した素材をメディアプールに読み込みます。メディプールに素材を読み込むにはキーボードで[CTRL]+[I]キーを押すか、メディアプールのところで右クリックして、メニューから[メディアの読み込み]をクリックします。
[メディアの読み込み]ダイアログで素材を読み込むと下記のようなメニューが表示されますので、変更しないをクリックしてください。
下記のようなメニューが表示されますので、変更しないをクリックしてください
メディアプールに素材が配置されます。
タイムラインに動画素材を配置しよう
動画素材をメディアプールからにタイムラインに配置するには、メディアプールで範囲選択して、メディアプールからタイムラインにドラッグ&ドロップします。
次に素材の音楽『No_4_Piano_Journey』をタイムラインの動画の下にドラック&ドロップします。下図を参照して音楽を配置してください。
音楽が配置できたら、プレビュー画面で再生して、確認してみましょう。
今回の場合は音楽が長すぎるので短くしてみましょう。タイムラインの音楽トラックの端にマウスカーソルをもっていくと下図の様にカーソルが変化するので、ドラッグして動画の長さと同じなるように縮小します。
動画と音楽が同じ長さになりました。
最後にH.264形式で動画に書き出してみましょう。書き出しは簡単です。画面右上にある[クイックエクスポート]ボタンをクリックしてあと、[クイックエクスポート]ダイアログで[H.264]を選択して[書き出し]をクリックするだけです。
Timeline 1.movの動画ファイルが作成されました。
今回は紙面の都合で基本的な編集操作の説明のみとなりましたが、「DaVinci Resolve」には、有償の動画編集ソフトにも引けを取らない便利な編集機能やエフェクトなどが備わっています。高価なアプリケーションを購入する前に試してみる価値はありそうです。
ソフトウェア情報
- 「DaVinci Resolve」
- 【著作権者】
- Blackmagic Design Pty. Ltd.
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 16.2.7