OBSで動画配信!使い方とコツ

テレビでよく見るクロマキー合成を実現! フィルター機能で背景にアプリのウィンドウを合成する方法

クロマキー合成

 クロマキー合成とは背景が緑や青の単色の部分を透明にし、そこに別の映像を合成することですが、OBSのフィルター機能を使えば簡単に出来ます。よく背景は青と緑がどちらが良いのか聞かれるのですが、持っている服が青系が多い人は緑の背景、緑の服が多ければ青の背景がよいでしょう。

 [ソース]エリアの[映像キャプチャデバイス]を右クリックして開いたメニューから、[フィルタ]をクリックします。

 [‘映像キャプチャデバイス’のためのフィルタ]ウィンドウが開きますので、[エフェクトフィルタ]エリアの下に4つあるボタンの中から[+]をクリックして、[クロマキー]をクリックします。

 [フィルタ名]ダイアログで“クロマキー”と入力し[OK]をクリックしてください。[エフェクトエリア]エリアに“クロマキー”が追加されます。

 画像の下に、[色キーの種類]が表示されますので、画像の背景の色に応じて色を選択します。ここでの背景は青なので[青]を選択します。

 次に類似性(1-1000)と滑らかさ(1-1000)のスライダーを調整します。上手く背景を抜くためには慣れが必要ですので、類似性と滑らかさのバランスを考えて調整しましょう。

 青色の背景が上手く抜けたならば、[閉じる]をクリックします。

 背景画面にうまく合成できました。

イメージマスク

 イメージマスクとはあらかじめ用意された白と黒の画像です。あらかじめ用意した下図のような画像を使って映像を切り抜き、黒い部分をほかの映像に置き換えます。

円.jpg

 円以外にも楕円やハート形の画像を用意しました。下記URLからダウンロードできますのでご利用ください。

 [ソース]エリアの[映像キャプチャデバイス]を右クリックして開いたメニューから、[フィルタ]をクリックします。[像キャプチャデバイス’のためのフィルタ]ウィンドウが開きます。先ほど追加したクロマキーの効果を無効にするために、クロマキーの目のマークをクリックして無効にします。

 [エフェクトフィルタ]エリアの下に4つあるボタンの中から[+]をクリックして、[イメージ マスク/ブレンド]をクリックします。[フィルタ名]ダイアログで“イメージ マスク/ブレンド”と入力し[OK]をクリックしてください。[エフェクトエリア]エリアに“イメージ マスク/ブレンド”が追加されます。

 画像の下の[種別]は[アルファマスク(カラーチャンネル)]のままで、[パス]の[参照]をクリックして、先ほどダウンロードしたイメージマスク(“円,jpg”)を選択して[OK]をクリックします。

 すると画像が円形にくり抜かれたかと思います。くりぬかれた映像のサイズを調整すれば以下のように、テレビでよく見る合成映像を実現できます。

 背景にホワイトボードやプレゼンの画面を合成することにより、まるで画面の前に立って授業をしているような臨場感が演出できます。

 この他フィルター機能はマイクの雑音を取り除いたり、音割れを防ぐようなものもありますので機会があったら説明したいと思います。

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