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無料の高機能動画編集ソフト「DaVinci Resolve 18」のパブリックベータ版がリリース

クラウドへの対応でリモートコラボレーションを実現

「DaVinci Resolve 18」

 豪Blackmagic Designは4月18日(現地時間)、「DaVinci Resolve 18」のパブリックベータをリリースした。フリーの高機能動画編集ソフト「DaVinci Resolve」の次期メジャーバージョンを一足先に体験できる。

 「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。初心者にもわかりやすいインターフェイスとプロフェッショナルも満足できる多機能性を兼ね備えており、無償のビデオ編集ツールのなかではもっともパワフルなものの1つだ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリで、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「DaVinci Resolve 18」の目玉は、リモートコラボレーションへの対応だ。同社のクラウドサービス「Blackmagic Cloud」でプロジェクトライブラリをホストして、世界各地のクリエイターと1つのタイムラインを共有し、リアルタイムで共同編集できる。

 また、プロキシファイルの作成・管理ツールも新しくなった。ウォッチフォルダーを作成し、新しいメディアを自動的にH.264、H.265、Apple ProResプロキシに変換したり、フライン作業用にプロキシを別フォルダーに抽出できるようになっており、編集ワークフローが大きく改善されている。

「Blackmagic Proxy Generator Lite」

 そのほかにも、機械学習システム「DaVinci Neural Engine」がAppleのM1/M1 Proプロセッサーに対応。機械学習に依存する処理が最大300%高速化された。「ResolveFX」には被写体の美容補正を行うウルトラビューティー、遠近を認識して前景の切り出しや後景の加工を行う3D深度マップを追加。古いプロジェクトをFlexBusに変換する機能などもサポートされた。

ソフトウェア情報

「DaVinci Resolve」ベータ版
【著作権者】
Blackmagic Design Pty. Ltd.
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.0.0.7(22/04/18)