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「Google Chrome 89」にゼロデイ脆弱性 ~v89.0.4389.90への更新を

レンダリングエンジン「Blink」に解放済みメモリ使用(use-after-free)の欠陥

「Google Chrome」v89.0.4389.90

 米Googleは3月12日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v89.0.4389.90を公開した。5件の脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

 このうちCVE番号が公表されているのは3件で、深刻度の評価はいずれも同社基準で4段階中上から2番目の“High”。なかでもレンダリングエンジン「Blink」における解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性(CVE-2021-21193)はすでに悪用の報告があるとのことで、できるだけ早い対応が必要だ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。手動でアップデートする場合は、画面右上のボタン(縦に点が3つ並んだアイコン)から[ヘルプ]-[Google Chrome について]画面(chrome://settings/help)を開くとよい。