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AIが2人から産まれてくるベビーの顔を生成する「赤ちゃんAC」が公開

男同士・女同士のカップルや絵画に書かれた人物の赤ちゃんも生成可能

「赤ちゃんAC」

 ACワークス(株)は3月15日、2人の人物の顔写真から生まれてくる赤ちゃんの顔を生成できるWebアプリ「赤ちゃんAC」を公開した。無料では画像の生成は1日2枚までに制限されるが、無料のアカウントを作成してログインすることで1日5枚まで生成することが可能だ。

 「赤ちゃんAC」は、アップロードされた2人の人物の顔をAIが分析し、2人の顔の特徴をもった赤ちゃんの顔を合成するWebアプリ。AIには“StyleGAN”と呼ばれる技術が利用されているほか、顔の特徴を抽出する際には“pixel2Style2pixel”と呼ばれる技術が利用されており、通常1分ほどかかる処理を数秒までに短縮しているという。

 使い方は簡単で、“親”となる2人の人物の写真を[お父さんの写真][お母さんの写真]エリアにドラッグ&ドロップでアップロードし、プルダウンメニューで“お父さん似”か“お母さん似”を選び、[赤ちゃんをつくる]ボタンを押すだけ。しばらく待つと生成された赤ちゃんの顔が表示される。赤ちゃんの画像は顔のみが映ったものや、2人の“親”の顔も写ったものをダウンロード可能。また、Twitterに加増を投稿したり、同社がベータ版として提供している「editorAC」で写真を編集することもできる(要ログイン)。

テストに使用した写真
2人の人物の写真をアップロードし、“お父さん似”か“お母さん似”を選び、[赤ちゃんをつくる]ボタンを押すだけ
しばらく待つと生成された赤ちゃんの顔が表示される
2人の“親”の顔も写った赤ちゃんの写真もダウンロード可能
「editorAC」で写真を編集することも

 複数の人物が写った写真であっても、全員の顔がいったん抽出・一覧表示され、顔を選択することで“親”の画像として利用できる。編集部で試したところ、写真ではなく絵画であっても赤ちゃんの画像を生成できるが、デフォルメが強いイラストは認識しないようだ。また、“親”は必ずしも男性と女性のペアである必要はなく、男性同士・女性同士を“親”にした赤ちゃんも生成できた。

複数の人物が写った写真であっても“親”の画像として利用できる