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iPadに正式対応 ~Microsoft 365の情報整理・追跡ツール「Microsoft Lists」

削除されたリストがごみ箱から復元できない不具合も解決

Microsoft、「Microsoft Lists」を正式リリース

 米Microsoftは4月22日(現地時間)、「Microsoft Lists」アプリがiPadで利用可能になったと発表した。iOS版は今年1月に一般リリースされたが、これにはiPad固有の問題があったようだ。

 「Microsoft Lists」は、課題や作業手順、連絡先、商品の在庫といった情報をシンプルな“リスト”として管理し、組織内で共有できるアプリ。「SharePoint」に搭載されていたリスト機能を発展させたもので、組織で共有される雑多な情報をリストとして整理・管理し、さまざまな用途に役立てられる。最新版はiPadの大きな画面にも最適化されており、ホーム画面から直接、リストやリストアイテムを検索したり、お気に入りや最近のリストを直接開いたりといった操作が簡単に行えるようになった。また、縦表示でも、横表示でも問題なく利用できる。

 そのほかにも、モバイルデバイス管理ツール「Microsoft Intune」のアプリ保護ポリシー(APP)でiOS版「Microsoft Lists」を管理できるようになった。削除されたリストがごみ箱から復元できない不具合も解決されているという。

 iOS版「Microsoft Lists」アプリは「iOS 13.0」以降に対応しており、現在「App Store」から無償でダウンロードできる。なお、利用の際は「SharePoint」が含まれた「Office 365」商用サブスクリプションのアカウントが必要だ。

 なお、Android版は現在開発中。今年後半にもリリースされる見込みだ。