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新しいMicrosoft 365アプリ「Microsoft Lists」のiOS版が正式公開

オフラインモード、ランドスケープモード、ダークモード、QRコードなどに対応

Microsoft、「Microsoft Lists」を正式リリース

 米Microsoftは1月19日(現地時間)、iOS向け「Microsoft Lists」アプリを公開した。昨年9月から早期プレビューが行われていたが、今回正式リリースされた。

 「Microsoft Lists」は、課題や作業手順、連絡先、商品の在庫といった情報をシンプルな“リスト”として管理し、組織内で共有できるアプリ。「SharePoint」に搭載されていたリスト機能を発展させたもので、組織で共有される雑多な情報をリストとして整理・管理し、さまざまな用途に役立てられる。管理するリストデータは「Excel」などからインポートしてもよいし、プリセットされた標準テンプレートからリストを作成してもよい。

 iOS版「Microsoft Lists」アプリは[Home]画面と[My Lists]画面からなっており、画面下のボタンで切り替えられる。[Home]画面では自分で作成したもの・共有されたものを問わず最近使ったリストが一覧され、よく使うリストは“お気に入り”に登録して画面上部にタイル表示しておくことができる。個人的なリストは、[My Lists]画面でチェックできる。

 リストの編集は画面の小さなスマートフォンを考慮したデザインになっており、いくつものカラムからなるリストは横表示で閲覧・編集することが可能。日付・数値・位置情報などのデータには、専用の入力コントロールが用意される。QRコードをサポートしており、カメラで撮影して取り込めるほか、ネットワーク状況のよくないところでも快適に利用できるオフラインモードを備えているのも、モバイルでの利用を考慮した設計といえるだろう。iOSのダークモードにも、もちろん対応している。

 iOS版「Microsoft Lists」アプリは「iOS 13.0」以降に対応しており、iPhoneだけでなく、iPadやiPod touchでも利用可能。現在、“App Store”から無償でダウンロードできる。なお、利用の際は「SharePoint」が含まれた「Office 365」商用サブスクリプションのアカウントが必要。

 Android版は現在開発中で、今年後半にもリリースされる見込みだ。