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先着200,000アカウント ~「Microsoft List」個人用アカウント版プレビューを無償解放

つい「Excel」でやってしまいがちなリストデータの管理に特化したアプリ

Microsoft、「Microsoft List」の個人用「Microsoft アカウント」(MSA)版をプレビュー公開

 米Microsoftは1月31日(現地時間)、「Microsoft List」の個人用「Microsoft アカウント」(MSA)版をプレビュー公開した。先着順で200,000アカウントに無償解放される。

 作業をメンバーに割り振って進捗を管理したり、部署で購入した消耗品や備品をリストアップしたり、年賀状の送り先を一覧できるようにしたり――そんな場面に出くわすと、つい「Excel」を起動してワークシートを作り始めてしまう人はいないだろうか。

 確かに「Excel」は柔軟性の高いツールだが、リストを作って複数のメンバーとリアルタイムで共有・編集し、更新されたデータを追跡するといった用途にピッタリだとは言えないだろう。また、進捗の管理シートをカレンダービューにしたい、ガントチャートでみたい、カンバン方式で管理したいといったニーズがあっても、それに応えるにはかなりの手間と労力が必要だ。

 「Microsoft List」は、そうしたニーズに特化したデータの管理アプリ。MSAバージョンは「lists.live.com」にアクセスするだけでリストを作成、共有そしてコラボレーションできるようになっており、さまざななスタイル(ビュー)で閲覧できる。会社や学校のアカウント向けとは異なり、モバイルアプリなどは今のところ用意されていないようだ。

なんでもリストで管理
リストをさまざまなスタイルで閲覧

 リストにはテキストデータだけでなく、関連するPDF文書やドキュメントファイル、スクリーンショット、画像、ビデオなどを含めることが可能。よくあるシチュエーションをカバーしたテンプレートも用意されている。すでに「Excel」でデータを管理しているならば、それをインポートしてリストを作成することも可能だ。

よくあるシチュエーションをカバーしたテンプレートも用意

 なお、プレビュー版で作成できるリストは50個まで。1つのリストあたり最大2,000個のアイテム・行と200MBの添付ファイルを含めることができる。また、会社や学校のアカウントで提供されている検索機能、電子メール通知をトリガーするルール、バージョン履歴、「Power Apps」「Power Automate」との連携、法人向けセキュリティ・コンプライアンス機能は含まれない。