ニュース

「Microsoft Office」との互換性を強化、「LibreOffice 7.1.3 Community」が公開

100以上の改善を実施

The Document Foundation、「LibreOffice 7.1.3 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は5月6日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.1.3 Community」を公開した。「LibreOffice 7.1」ファミリーで3番目のマイナーアップデートとなる本バージョンでは、100以上の改善が行われている。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 「LibreOffice 7.1」系統はテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象としたバージョン(Fresh)で、ユーザーインターフェイスの選択ダイアログや印刷機能の強化、検索・置換処理のパフォーマンス向上といった数多くの改善が含まれている。今回のマイナーアップデートで行われた100以上の改善のうち、約1/4は「Microsoft Office」ファイル(DOCX、XLSX、PPTX)との互換性に関わるものだ。

 なお、安定した動作が重要な環境では、既存機能の改善に注力した安定(Still)版「LibreOffice 7.0」系統の利用が推奨されている。現行の最新版は3月にリリースされた「LibreOffice 7.0.5」

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.1.3系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.1.3(21/03/04)