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「Skype for Business Online」の提供終了まで残り1カ月。Microsoftによる「Teams」への移行措置が開始へ

自動アップグレードの際は90日前に管理者へ通知

「Microsoft Teams」への移行を呼び掛ける「Skype for Business Online」のWebサイト

 2年前に予告されていた通り、「Skype for Business Online」は7月31日(現地時間、以下同)に提供終了となる。米Microsoftは7月1日、公式コミュニティ「Microsoft Tech Community」で改めて注意を喚起した。

 「Skype for Business Online」(旧称:Microsoft Lync Online)は、インスタントメッセージングや会議といった機能を有するアルタイムコミュニケーションサービス。同社のサーバー製品(オンプレミス版)「Skype for Business Server」をクラウドで提供しているもので、法人向け「Microsoft 365」の一部として利用できたほか、単体プランが用意されていた。移行先のサービスは、「Microsoft Teams」となる。

 まだ「Teams」への移行を済ませていない組織では、8月からMicrosoft側で「Teams」へのアップグレードが行われる。アップグレードの際は90日前に管理者へ通知されるが、その方法は「Skype for Business Online」だけを用いている場合と、オンプレミス版とのハイブリッド運用の場合とでは若干異なる。自社で移行プロセスを管理したい場合は、Microsoft側でアップグレードされる前に移行を済ませるべきだろう。