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Microsoft、フィッシングから組織を守る「Safe Links」を「Teams」向けに一般提供

クリック時にスキャンして悪意あるリンクであると判明した場合は警告ページへ誘導

Microsoft、「Safe Links for Microsoft Teams」の一般提供を発表

 米Microsoftは7月27日(現地時間)、「Safe Links for Microsoft Teams」の一般提供を発表した。「Safe Links」は、「Microsoft Defender for Office 365」に含まれるセキュリティ機能。悪意のあるコンテンツへリンクされている可能性のあるURLをあらかじめスキャンし、エンドユーザーがクリックしたときに検証を行うことで、フィッシング攻撃などから組織を保護する。

 近年はサイバー攻撃の手法が巧妙になっており、悪意あるリンクを目視で判断するのは難しくなっている。たとえば、一見問題がないように見えるURLであっても、実際にアクセスすると他のWebサイトにリダイレクト(転送)され、攻撃を受ける可能性がある。そのため、「Safe Links」のようなクリック時のスキャン機能は重要だ。

 「Microsoft Teams」で「Safe Links」を利用するには、1つ以上のセーフリンクポリシーを有効化する必要がある。「Safe Links」が有効になると、「Teams」の会話やグループチャット、チームチャンネルで共有されるURLに保護レイヤーが追加され、悪意あるリンクであると判明した場合は警告ページが既定のWebブラウザーに表示される。