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Microsoftが定例外パッチ ~月例セキュリティ更新に起因するプリンター問題に対策

Windows 10 バージョン 1809/Windows Server 2019向けが「Microsoft Update カタログ」で配信中

Microsoft、Windows 10向けの累積的更新プログラム「KB5005394」を定例外でリリース

 米Microsoftは7月26日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 1809」および「Windows Server 2019」向けの累積的更新プログラム「KB5005394」を定例外でリリースした。今月の定例セキュリティアップデートに起因するプリンター・スキャナーの問題を緩和するものだ。

 同社は2021年7月のセキュリティアップデートで、Windows Key Distribution Centerにおける情報漏洩の脆弱性(CVE-2021-33764)へ対処するための変更を行ったが、この影響で一部の標準仕様に準拠しないプリンターやスキャナー、複合機でスマートカード(PIV)認証を使用した印刷に失敗するケースが報告されている。本来であればデバイスを仕様に準拠させるのが望ましいが、すぐには対応できないベンダーや顧客のために、同社はこの問題を一時的に回避するための対策パッチを提供するとしていた。

 「KB5005394」は現在、「オプション」のパッチとして「Microsoft Update カタログ」で提供中。必須のパッチではないので、トラブルが発生していないならば適用しなくてもよい。他のバージョンのWindows向けのパッチはまだ確認できていないが、いずれリリースされるものと思われる。