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「Microsoft Edge」に「拡張安定版」が導入へ ~「Edge 94」から偶数バージョン更新

「WebView2」ランタイムは4週間おきの「安定版」リリースサイクルに従う

「Microsoft Edge」に2つの配信スケジュール ~4週間ごとの「安定版」と8週間ごとの「拡張安定版」

 9月にリリースされる予定の「Microsoft Edge 94」から、メジャーバージョンアップのリリースサイクルが6週間から4週間に短縮される。しかし、アップデートの検証や適用に時間を要する企業ユーザーにとって、このリリース間隔は短すぎるといえるだろう。そこで「Edge 94」からは従来の「安定版」(Stable)に加え、リリースサイクルが8週間と長い「拡張安定版」(Extended Stable)が新たに用意される。

 「拡張安定版」は、8週間ごとに偶数バージョンの「Edge」メジャーアップデートを受け取る。バイナリは「安定版」と共通で、グループポリシーで「拡張安定版」オプションを有効化するか、「Microsoft Endpoint Manager」を利用している場合は「Intune」経由で「Extended Stable」リリースオプションを選択すると、アップデートの受信間隔だけが切り替わる仕組みだ。

 ただし、緊急のセキュリティアップデートや重要な修正に関しては、メジャーアップデートとは別に配信されることがある。また、「Edge」を手動でアップデートしたい場合のために、「Windows Server Update Services」(WSUS)のカタログにもパッケージが用意される。

 なお、アプリケーションに「Edge」を組み込む「WebView2」のランタイムに関しては、4週間の「安定版」リリースサイクルに従ってアップデートされるとのこと。