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「BitLocker To Go Reader」が「Windows 10 バージョン 21H1」で非推奨に

「Internet Explorer 11」や「WMIC」コマンドラインツールと同様、いずれ削除へ

ストレージ暗号化技術「BitLocker」でUSBメモリなどのリブーバブルメディアを保護する「BitLocker To Go」

 米Microsoftは8月9日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 21H1」(May 2021 Update)で開発を終了した機能のリストをアップデートした。

 今回新たに追加された機能は、「BitLocker To Go Reader」だ。「BitLocker To Go」は、ストレージ暗号化技術「BitLocker」でUSBメモリなどのリブーバブルメディアを保護する機能。暗号化はWindows 7以降(上位エディションのみ)でしか利用できないが、読み取り自体はパスワードさえあればWindows XP/Vistaからも行えた。

 しかし、将来バージョンのWindows 10/11では以下の機能がクライアントOSで利用できなくなる可能性があるため、復号できなくなる可能性がある。

  • ADMXポリシー:以前のバージョンのWindowsからBitLockerで保護されたリムーバブルデータドライブへのアクセスを許可する
  • コマンドライン:manage-bde -DiscoveryVolumeType(-dv)
  • カタログファイル:C:¥Windows¥BitLockerDiscoveryVolumeContents
  • 「BitLocker 2 Go Reader」アプリ:「bitlockertogo.exe」とその関連ファイル

 以前の仕様を前提に「BitLocker To Go」を利用することは非推奨であり、これからは控えるべきだろう。

 そのほかにも「Windows 10 バージョン 21H1」では以下の機能が非推奨とされている。当分は利用できるものの、いずれは削除されるため、代替ソリューションへの移行を急ぐ必要がある。

  • Internet Explorer(IE)11
  • Personalization roaming
  • Windows Management Instrumentation Command line(WMIC)tool.