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「BitLocker To Go Reader」が「Windows 10 バージョン 21H1」で非推奨に
「Internet Explorer 11」や「WMIC」コマンドラインツールと同様、いずれ削除へ
2021年9月9日 08:00
米Microsoftは8月9日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 21H1」(May 2021 Update)で開発を終了した機能のリストをアップデートした。
今回新たに追加された機能は、「BitLocker To Go Reader」だ。「BitLocker To Go」は、ストレージ暗号化技術「BitLocker」でUSBメモリなどのリブーバブルメディアを保護する機能。暗号化はWindows 7以降(上位エディションのみ)でしか利用できないが、読み取り自体はパスワードさえあればWindows XP/Vistaからも行えた。
しかし、将来バージョンのWindows 10/11では以下の機能がクライアントOSで利用できなくなる可能性があるため、復号できなくなる可能性がある。
- ADMXポリシー:以前のバージョンのWindowsからBitLockerで保護されたリムーバブルデータドライブへのアクセスを許可する
- コマンドライン:manage-bde -DiscoveryVolumeType(-dv)
- カタログファイル:C:¥Windows¥BitLockerDiscoveryVolumeContents
- 「BitLocker 2 Go Reader」アプリ:「bitlockertogo.exe」とその関連ファイル
以前の仕様を前提に「BitLocker To Go」を利用することは非推奨であり、これからは控えるべきだろう。
そのほかにも「Windows 10 バージョン 21H1」では以下の機能が非推奨とされている。当分は利用できるものの、いずれは削除されるため、代替ソリューションへの移行を急ぐ必要がある。
- Internet Explorer(IE)11
- Personalization roaming
- Windows Management Instrumentation Command line(WMIC)tool.