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「QT 6.2」のWindows 11対応はおおむね問題なし

バクレポートシステムでフィードバックを収集中

「QT 6.2」のWindows 11対応はおおむね問題なし

 フィンランドのQt Companyは10月27日(現地時間)、クロスプラットフォーム対応のアプリケーションフレームワーク「Qt 6.2」について、Windows 11での動作におおむね問題がないことを発表した。

 同社はWindows 11上で「Qt 6.2」の動作検証を進めていたが、大きな問題は見つかっていないという。ユーザーインターフェイス上の軽微な作業はいくつか進行中の状態だが、Windows 11向けアプリの開発に問題となる点はないとのこと。

 しかし、まだ発見されていない問題が存在する可能性もあるため、同社は積極的にフィードバックを募っている。「QT」のバグレポートシステムでチケットに「Windows11」ラベルを付けて報告すると迅速に対応できるとのことだ。

 「Qt」はC++言語で開発されているフレームワーク。主要なデスクトップOSから組込みOSまでの幅広いプラットフォームで動作するアプリケーションを単一のコードで開発できるのが特徴だ。

 なお、最新版の「Qt 6.2」の作業にリソース集中するため、旧バージョンとなる「Qt 5.15 (LTS)」では問題があれば修正されるものの、Windows 11固有の新機能はサポートされないとのこと。Windows 11上で「Qt 5.15 (LTS)」製アプリケーションを動作させた場合はいくつか制限がある場合があるという。